毬谷友子の「キチガイ」発言で・・・
生放送の「笑っていいとも!」でゲストの毬谷友子が「キチガイ」と話したことに、番組アナウンサーが謝罪する事態があった。一般的に「放送禁止用語」とみ られ ており、テレビ局でも不適切だと判断した。ただ、ネット上ではこの言葉がダメと初めて知ったとの声もみられるほか、識者からは「なぜ本人じゃなくアナが謝 罪するのか」との疑問も出ている。
禁止用語が飛び出したのは、毬谷さんが5月からの舞台に備え4オクターブも出す発声練習の様子を披露したときだった。
「もう今、うちがキチガイみたいな…」
毬谷さんは、まずいと思ったのか、すぐに口を手でふさいで顔を下に。司会のタモリも、「ハハハ、そう、ハハハ。発声練習しているの」と話をそらした。
ところが、さらに、タモリさんや会場から「若い!」と声が上がると、毬谷さんは「キ チガイです」と言って、慌てて口に手を当てた。そして、コーナーが終わると、CMをはさんで、番組の加藤綾子アナが「不適切な発言がありました」として頭を下げた。
悪意のある意味で使った言葉ではなかったことが波紋を呼んでいる。
沖縄国際大の山口真也准教授は、テレビなどの過剰な自主規制に対し、疑問を呈する。
「う るさい団体がいるからダメで、あんまり言ってこなければいいというのであれば、変だと思います。差別的な意図を持ってキチガ イなどの言葉を使うのはダメだと思いますが、文学作品などを含めて、何かを伝えるのに必要なときもあります。まず、差別とは何かをしっかり考えて、人を傷 つけないようにしながら言葉を使うべきです」
あなたはどうお考えですか?
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