トヨタ自動車は6日、09年3月期連結決算第3四半期(08年10~12月=米国
会計基準)を発表した。世界的な自動車市場の低迷で同期の最終赤字は1647億円
に上った。この結果、通期の見通しでは営業赤字が4500億円、最終赤字が350
0億円と見込んだ。昨年末には500億円の最終黒字を見込んでいた。最終損益の公
表を始めた1963年11月期以降初めて赤字となる見通し。
08年度の販売台数の見通しも732万台にとどまり、前年度の891万3000
台から約160万台減少する見込み。年末の会見時の754万台から、さらに22万
台下方修正した。
トヨタは08年3月期に過去最高の2兆2000億円の営業利益を計上したが、世
界同時不況の直撃を受け、わずか1年で過去最大の赤字に転落する。
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